久しぶりの休みで時間はある。疲れてもいない。
なのに、なぜかやる気がでない時ってありますよね。
その理由は、ズバリ身体が休憩モードになっているからです。
学校や仕事など、何か緊張感がある環境ではないと、人間はリラックスし過ぎてしまい、勉強などに対してなかなかやる気が起きません。
そんな時におすすめなのが「音楽」です。
今回は、当ブログおすすめの「やる気が出ない時に聴きたい音楽」を10曲紹介したいと思います。
やる気が出ない時は、良くも悪くも“落ち着いている”ので、テンションをあげることが重要です。
ノリノリの音楽とやる気を刺激する歌詞があなたの重い腰をきっと持ち上げてくれることでしょう。
かなり古い曲から最近のものまでジャンルもバラバラな上、若干、独断と偏見も混じった選曲になっていますが、お気に入る曲があれば幸いです。
1. CHAGE and ASKA / YAH YAH YAH
まずは、CHAGE and ASKA の「YAH YAH YAH」です。
かなり昔の曲ですが、この爆発的なエネルギーのある曲調は最近の曲にはありません。
特に2番のサビ前の、“生きることは哀しいかい”から始まる、サビに向けて感情が高ぶっていく感じは最近でいうところの「エモい」といったところでしょう。
やってやろうという前のめりな感じが、聴く人のやる気を湧かせてくれます。
2. B'z / MOVE
続いてはB'z の「MOVE」です。
こちらは1996年の進研ゼミ中学講座のCMソングとしてオンエアされていました。
CMでは、バスケット元日本代表の田臥勇人選手が現役NBAプレイヤーのパトリック・ユーイング選手を相手に奮闘しており、「恐れずに全力で挑戦すること」をテーマとした応援ソングであるMOVEの歌詞と完全にシンクロしていました。
撮影当時、中学3年生だった田臥選手は、その後、進学した能代工業高校で「高校3冠×3連覇」という偉業を達成。
CMで描かれていた「プロバスケットのコートに立つ」という夢を叶え、見事日本人初のNBA選手になったことを考えると非常に感慨深いものがあります。
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3. hide with Spread Beaver / ROCKET DIVE
hide with Spread Beaver の「ROCKET DIVE」は、今は亡きhideの代表曲の1つです。
hideのあまりに突然の死は、通夜・告別式に全国からファン5万人が集まるなど社会現象になりました。
hideの曲は「DICE」や「TELL ME」「HURRY GO ROUND」など有名な曲だけみても、自己の内面と向き合い、悩み、自分なりの人生の美学についてどこかはかなげに書かれているものも多いです。
そんななかでも、このROCKET DIVEは、「錆びつく前に発射」というフレーズから、動ける時に動き、挑戦できる時に挑戦しようという前向きな応援ソングになっていて、テンションを上げるのにピッタリと言えるでしょう。
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4. SURFACE / なにしてんの
SURFACE の「なにしてんの」は1999年に放送していたドラマ「お水の花道」の主題歌でした。
「なにしてんの」という煽りオーラ全開の曲名からわかる通り、全編にわたって「己を奮い立たせるやる気ワード」に溢れていて、自分の弱さや情けなさを認めつつ、「それではいけない、動き出して変えなければいけない」という強烈なメッセージが胸に刺さります。
恋愛ソングのように隠喩やオブラートで一切包まれていない、ゴリッゴリの応援ソング、いやもはや「自己啓発ソング」そのものと言ってもいいのではないでしょうか。
5. Dragon Ash / Let yourself go, Let myself go
同じ1999年の音楽シーンにラップブームを巻き起こしたのがDragon Ashです。
「 Let yourself go, Let myself go 」は、それまでラップというとDAYONEやスチャダラパーくらいしか聞き馴染みがなかった日本人にとって、本格的なHIPHOPやレゲエといったジャンルに導く導火線となりました。
一般的にHIPHOPのラップはポップスやロックなどに比べ歌詞の量が非常に多く、それ故にテーマも様々です。
JPOPをはじめ日本の音楽シーンの大半がラブソングなのに対し、HIPHOPは自分を鼓舞するような、所謂「自己啓発的な歌詞」も珍しくありません。
そんな中でも、この「Let yourself go, Let myself go」は自分自身を解き放って、自由に前へ突き進むことを表現した傑作で、文字通り日本の音楽の常識を解き放ってHIPHOPを日本人の文化の一部にした名曲の1つでしょう。
なんとなく前へ進めない時、自由かつクールに、がんばる気持ちにさせてくれます。
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6. ロードオブメジャー / 心絵
ロードオブメジャーは、モーニング娘を誕生させたテレビ東京「ASAYAN」の後番組である「ハマラジャ」の企画からデビューしたロックバンドです。
メンバー4人は番組でスカウトされるまでそれぞれ別のバンドに所属しており、「各々もともとやっていたバンドを捨てて新しいバンドに参加する」という、何とも残酷な試みが話題になりました。
またデビューするためには、インディーズで発売したシングルがオリコン初登場50位以内に入るという厳しい条件があり、デビューまでの過程も追いかけ続けるドキュメント企画となっていて、バンド名もそこに由来します。
そうした苦労の上に発売した「大切なもの」は、見事オリコン16位に入り、最終的にはミリオン近く90万枚以上売り上げる大ヒットとなりました。
晴れてデビューが決まり発表したメジャーデビューシングルは漫画「メジャー」のアニメ主題歌になるという、まさかの「メジャーつながり」。
バンドと同じく残酷な境遇からスタートする野球アニメのOPにぴったりな、「夢を描いて、たとえ涙を流すことがあっても、必死に追い続ける気持ち」を歌い上げた曲は、聴く人の胸を熱くし、やる気を刺激してくれます。
7. 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / R.Y.U.S.E.I.
「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」は名前からわかる通り、EXILEから派生したグループです。
初代J SOUL BROTHERSは2000年前後に活動し、先述したASAYANのオーディションに合格したATSUSHI、SHUNと合流してEXILEとなりました。
2代目は2007年にHIROプロデュースで新メンバーでスタートし、3代目は2010年にオーディションによって新たにメンバーが追加されるなどして誕生しました。
圧倒的なダンスパフォーマンスと特徴的な振り付けがブームとなった「R.Y.U.S.E.I.」は、彼らの代表曲の一つで、人生は流れ星のように一度きり一瞬の輝きという何ともロマンチックかつエモーショナルな歌詞となっています。
アップテンポでノリノリな上に情熱的なこの曲を聴いてお休みモードから戦闘モードへ切り替えましょう。
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8. 欅坂46 / サイレントマジョリティー
2020年に『櫻坂46』に改名した欅坂46は、AKB48と同じ秋元康プロデュースで2016年この「サイレントマジョリティー」でデビューしました。
秋元氏は、アイドルプロデュースに長けているだけでなく、メッセージ性の強い歌詞を書くのがうまいですね。
やはり「キャッチーでわかりやすい歌詞」は、耳からスッと入ってきて、文字通り心を鷲掴みにしてくれます。
この曲では、マイノリティー(少数派)の反対で、マジョリティー(多数派)に向けて、自分らしく自由に生きることを歌っています。
「櫻坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL」にて公開中の「摩擦係数」のMusicVideoが100万回再生を突破致しました⌚️
沢山の方にご覧頂きありがとうございます!✨
まだの方は是非ご覧ください🌸https://t.co/CTVdvsRW3R#Asyouknow#摩擦係数#櫻坂46 pic.twitter.com/N5CPlANqal
— 櫻坂46 (@sakurazaka46) July 16, 2022
9. ZORN / Walk This Way feat.AKLO
ZORNは、東京都葛飾出身のラッパーです。
旧名の「ZONE THE DARKNESS」として、MCバトルなどHIPHOPの世界では有名な存在でしたが、長い下積みを経て昭和レコード所属となり、日常など身近なことをテーマにしたラップで近年一般層にも認知されてきました。
同じく東京生まれの人気ラッパーであるAKLOとタッグを組んだこの曲は、2人の生き様が歌詞になっています。
音楽業界自体、エンタメの多様化で厳しくなってきている中、HIPHOPというジャンルで勝ち残り、食べていくのはとても大変なことだと思います。
それでも「地道に歩き続けよう」という本曲は、毎日勉強や仕事に苦労しているわたしたちに勇気を与えてくれることでしょう。
ZORNがオーケストラアレンジの「My life」公開、横アリワンマンDVDと同時発売するセルフカバー盤より(動画あり)https://t.co/isA3Li0lQV#ZORN #Tuxedo pic.twitter.com/xYvouDSmlL
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) December 23, 2021
10. LiSA / 紅蓮華
最後は言わずとしれたLiSAの「紅蓮華」です。
コロナ渦という時代において、日本歴代1位の興行収入を達成した映画「鬼滅の刃」のTV放送シリーズのオープニングテーマになっていました。
映画の主題歌「炎」も素晴らしかったですが、この紅蓮華も負けていません。
“乱暴に敷き詰められたトゲだらけの道も、本気の僕だけに現れるから、乗り越えてみせるよ”という前向きな言葉だけが胸に響きます。
曲全体にわたって悲壮な決意と覚悟に満ち溢れていて、絶対に負けないという強い気持ちにさせてくれる名曲です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。気に入った曲はありましたか?
ジャンルや年代が違っても、やはり共通して、「アップテンポ×前向きワード」からなる歌詞は、心を揺さぶり、やってやろうという勢いを生み出します。
半分寝てたような神経を覚醒させ、動き出すきっかけとして、こういった音楽を聴くことは非常に効果的だと思います。
今回紹介した曲以外でも、あなた好みの“やる気が出ない時用”の、いわば「スタートミュージック」を見つけてみてはどうでしょうか。