「勉強の能率を上げたい」そんな時、真っ先に思い浮かぶのが「集中力」についてでしょう。
集中して勉強すれば、理解力、思考力そして記憶力の向上が期待できます。
また、勉強だけでなく仕事においても生産性UPにつながります。
某アニメでも「全集中!」というワードが印象的でしたよね。
そんな集中力を上げる方法ですが、ポイントはあなた自身の「コンディション」と「環境」の2点です。
今回は集中力を上げる2つの方法を紹介したいと思います。
1. 「集中している」とはどういう状態か
集中とは文字通り1点に集まっていることですが、勉強などにおいての「集中」とは、脳のすべての力を、情報の「吸収」「理解」「思考」「記憶」などへ注ぐことと言えるでしょう。
集中していないと、他の情報に気を取られて脳の力をフルに発揮することができないため、勉強が進まなくなってしまいす。
ただし、人間はもともと長時間集中し続けることが難しいと言われています。
正直言って楽しいとは言えない「勉強」においては、なおさらでしょう。
また、同じ姿勢で長時間座り続けることは健康上においても非常によくないですし、こまめに休憩を挟んだほうが効率的と言えるでしょう。
2. 集中するために必要なものとは
そして、実際に集中して勉強するには、「集中できる環境」と「集中できる体調」に加えて、「興味・関心」が必須となります。
まず、「集中できる環境」の条件は、リラックスできることと、余計な刺激がないということです。
うるさい場所などを避けて、音や光といった刺激を遮断するのはもちろん、遊びやサボりにつながる「スマホや漫画・ゲーム」などの誘惑物も、なるべく手が届く場所から排除しましょう。
続いて「集中できる体調」ですが、言うまでもなく気力と体力が充実しているという状態です。
こちらは、日ごろからの体調管理がものを言います。
疲れていたり、睡眠不足、栄養不足で集中するのは難しいです。
からだの健康はすべての基本です。
当ブログの「からだ」コーナーも参考にして、健康的な生活習慣を心がけてください。
最後に「興味・関心」ですが、「集中」と「意欲」が正比例するのは言うまでもありません。
好きなことに夢中になって時間が過ぎるのも忘れている状態は、まさに時間も忘れるほど集中しているということです。
反対に、無関心で興味がないと、他の事への関心が集中をそいでしまいます。
興味や関心があれば、夢中になって、気が付けばいつのまにか集中していたというくらいが理想です。
ココがポイント
関心がないことに集中するのは非常に困難です。さらに勉強においては、そもそも興味がない上に「わからない」という状態がより一層意欲や興味を失わせ、集中力を大きく下げてしまうため注意が必要です。
3. 集中力UPに効果的な3つの方法
それではいよいよ集中力をアップする方法を3つ紹介します。
集中力UP3つの方法
- 環境を整える
- 体調を整える
- 興味・関心を持つ
順番に見ていきましょう。
環境を整える
リラックスして落ち着ける、静かな場所を用意します。
余計な刺激がない方がリラックスしやすいので、自分の部屋という人が多いと思いますが、一方で、適度な緊張感がやる気につながるので図書館やカフェの方が向いているという人もいるでしょう。
ただし、過度な緊張は集中の邪魔になってしまいます。
緊張の度合は個人差がありますので、自分が集中するのに最も適していると感じる程度の緊張感のある場所にするべきです。
また、前項でもお話した通り、テレビやスマホなど集中を阻害するものは、なるべく物理的に排除すべきです。
体調を整える
日ごろから、十分な睡眠・食事・運動をこころがけます。
姿勢も背筋を伸ばしつつも、腰を痛めないよう伸ばし過ぎない理想の姿勢をこころがけ、脳に酸素を取り込むために口呼吸より鼻呼吸を意識しましょう。
また、入浴やシャワーも、血流があがって頭がスッキリする上にリラックス効果もあって、おすすめです。
興味・関心を持つ
そして、もっとも難関なのが「興味・関心」がないことに「興味・関心」を持つことです。
人はそれに対して本当に興味がある、関心がある時に集中することができるのです。
興味や関心から一意遠い「勉強」に関心を持つことは、それ自体が苦行なわけですね。
英語でいうところの“want”ではなく“ must”といったところでしょう。
こうなると、自然に集中するのは土台無理なので、いわゆるパワープレイが必要になります。
そういう点においては、嫌いな食べ物や夏休みの宿題を攻略するのと似ているかもしれません。
そこで、今回は勉強のように興味や関心が薄いものに対して、「興味・関心を持つテクニック」を6つ紹介します。
興味があるもので中和する
嫌いなものは、好きなものと一緒に食べて乗り切った経験がある人は多いでしょう。
まんがやドラマなどのストーリーは記憶に直結するので、歴史を覚えるために歴史まんがを読んだりするのは大変効果的です。
また、パソコンのブラインドタッチも専用ゲームで遊びながら覚えると夢中で習得できます。
関心がない分野も自分が好きなものを例にしたり連想しながら考えるのもいいでしょう。
勉強といいつつも、遊ぶように楽しみながら取り組むのも大切です。
スモールスタート
興味がないものについては、なるべく簡単で興味があるものから手をつけて、芋づる式に関心を高めていくのが正解です。
嫌いなものも、食べやすいところから食べましょう。
ゲームも、弱い敵から倒し、だんだんレベルをあげていって、ボスは最後にやっつけますよね。
強制スタート
嫌いな食べ物を無理やり「エイヤ!」と無心で食べるのと同じですね。
壁を突破するためには、時として強引さも必要となります。
やる気や興味がないものでも、読み始めると徐々に興味がわいてくるものです。
繰り返しTRY
「スタートしてもなかなか関心がわかない。」そんな場合も多いです。なんせ興味がないことですから。
そんな時は、仕切り直して何度もアタックしましょう。
時間をあけたり、試行錯誤しながら毎日挑戦すると少しずつ扉が開いてきます。
その際、1回の時間の長さより繰り返す回数にこだわりましょう。
コツコツやる
苦手なことを一気にやろうとすると、必ず失敗・挫折して嫌になってしまいます。
嫌いな食べ物も少しずつ食べれば大丈夫なのと同じです。
嫌なこと、タスクは「少しずつ、コツコツ」が成功するためのポイントです。
理解する
わからないものに対しては、どうやっても興味が湧きません。
なるべく図が多い簡単なテキストを使ったり、専門家や講師の解説を聞いてみたり、同じように苦労した人の成功方法を参照したり、とやり方は無限にあります。
どう工夫したら理解できるのか、常に考えるクセをつけ、試行錯誤を重ねながら、繰り返しTRYしていきましょう。
まとめ
- 勉強における「集中」とは、「知識の吸収や記憶」に脳の力を全力で使うこと
- 集中に必要なのは「環境」と「体調」と「興味・関心」
- 興味が持てない時は「強引に始めてみる」「少しずつコツコツやる」など様々なテクニックを駆使する
いかがでしたでしょうか。
勉強は「集中力」を意識するかしないかで能率が全く変わってきます。
勉強が短時間で済めば、空いた時間を睡眠や運動・余暇などに回すことができ、よりリフレッシュできて気力や体力が充実するため、さらに集中力が上がるという好循環が生まれます。
今回紹介したテクニックなどを参考に、今まで以上に集中を意識して勉強に取り組んでみてください。