あなたは仕事が好きですか ?
休みより仕事が待ち遠しいという人は少ないかもしれません。
しかし、仕事術を駆使し、仕事のコツを掴んで、スキルが上達してくると、仕事を面白いと感じはじめ、やがて仕事自体が好きになってきます。
今回は特に、日曜日の夕方が憂鬱なサラリーマンの方へ 、「仕事術」を身に着け、仕事を楽しむことの重要性についてお話ししたいと思います。
1. そもそも仕事って何?
仕事とはいったい何のでしょうか?
ある人にとっては「本来やりたくはないが、生きるため、お金を稼ぐため仕方なくする作業 」≒[must]であったり、またある人によっては「頼まれなくて、何なら無報酬でもやりたい、人生そのもの」≒[want]だったりします。
高校などで物理を学んだことがある人はご存じかと思いますが、物理の世界では 「仕事=力(エネルギー)×距離」と定義しています。
何でもいいのでとにかく動いたら、“仕事”になるので、物理的な視点で言えば、普段私たちが生活している間はずっと仕事をしていると言えるかもしれません。
確かに、寝ている時間はともかく、掃除や洗濯などの家事はもちろん、買い物、レジャーなどもある種、仕事のようなものと言えるでしょう。
また、趣味で何かを作ったり体を動かしたりしているのは、それに興味のない人からすれば、お金でももらわなければやることはない≒「仕事」のように見えるでしょう。
結局のところ「仕事」とは、単純に言って「作業」のことなのです。
「楽しい仕事」「楽しくない仕事」があるように、「仕事」自体の定義としては、「報酬を得るために行う作業」というものが最も的確でしょう。
仕事が楽しいか・楽しくないかは、その作業が好きで、楽しんでやっているかどうか、その作業のコツを掴んでいて、その作業が得意かどうかの違いによって変わってくると言えます。
2. 仕事術で「仕事のコツ」を掴み、仕事を好きになろう
多くの社会人は週に5日以上働いています。起きている時間の大半を捧げていると言っていいでしょう。
そんな仕事を嫌々やっていると、人生は非常につらいものとなってしまいます。
なぜなら、嫌な仕事は体感的に時間が長く感じ、それによって嫌な気持ちも増幅され、疲れた状態のため苦行感が増し、さらに嫌になるという悪循環にはまってしまうからです。
しかし、仕事術をマスターして、仕事のコツを掴めば状況は一変します。
仕事がサクサクできるようになれば、仕事が好きになり、毎日も楽しくなり、大げさに言えば人生も楽しくなります。
仕事がサクサクできるようになると、プライベートでの家事等のハウスワークなども時短でできるようになり、量・質ともに充実した余暇(リラックス・リフレッシュ)を得ることができるからです。
仕事のコツは、言わば人生そのもののコツでもあるのです。
なお「仕事が好きになること」については、「会社に好きな異性がいる」とか「オフィス環境がいい」など、副次的なことが理由になる場合もあるとは思いますが、本稿では「“仕事そのもの”を好きになろう」ということにフォーカスしたいと思います。
3. 仕事術は「心・技・体」の3種類
仕事術と呼ばれるものには無数に種類がありますが、今回、メンタル系とテクニック系、タフネス系、フィジカル系と3つに分類します。
つまり「心」「技」「体」です。
- マインド系(心)
- テクニック系(技)
- フィジカル(体)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マインド系(心)
メンタル系つまり「心」ですが、特に大事なのはどういった精神状態で仕事に取り組むかということです。
例えば皿洗いひとつとっても、「自分の中で目標を持ち、いかに早く綺麗に洗えるか工夫しようと考えながら洗う」のと、「ただただひたすら嫌々洗い続ける」のとでは、結果が大きく変わってくるのは明らかです。
「常に前向きであること」
これは、仕事はもちろん人生において最も重要なことのひとつです。
テクニック系(技)
テクニック系は、仕事のクオリティーを高めながら、同時により効率的に作業するための秘訣です。
具体的には、タイムマネジメントや 試行錯誤などによるノウハウの体得など、結果を残すための技術などが当てはまります。
これらを意識しているかどうかで、仕事の結果、またまた大げさに言えば人生が別物になる位重要なことであり、また、仕事に限らず勉強や遊びなどあらゆる行動で必要なエッセンスでもありますので、常日頃から身に着けておくべきものと言えるでしょう。
フィジカル系(体)
フィジカル系のポイントは、とにかく仕事をやりきる体力をつけるということ、つまりタフになることです。
成功の鉄則として、「とにかく量をこなす」ということがあります。
多くの人が知っていることなのに、実行できないのは、案外「精神的・肉体的な“体力“の差」が大きな原因となっている場合も多いのです。
当たり前のことなのですが、結局、どんな仕事であれ、精神的にも体力的にも「タフであること」が 勝負の分かれ目になってきます。
4. まとめ
- 仕事とはただの作業。楽しいか楽しくないかは、コツを掴んでいるかどうかによって変わってくる。
- 仕事術をマスターし、全力で仕事に取り組み、楽しみ、本来の力を発揮し、仕事を好きになれば、毎日が見違えるほど楽しくなる。
- 仕事術は、前向きな「メンタル」、時間管理や試行錯誤などの「テクニック」、量をこなせる「フィジカル」と、心・技・体の3つに分けることができる。
いかがでしたでしょうか。
今回は仕事術の重要性について掘り下げてみました。
漠然と仕事をするのではなく、仕事術を身に着けて仕事のコツを掴み、仕事を楽しむことがいかに大切か、お分かりいただけたかと思います。
もちろん、仕事が嫌な理由には、仕事そのものではなく「人間関係」を理由としたものなども当然あるとは思いますが、仕事自体が楽しくなると職場の人間関係に対しても良い影響を及ぼす場合が多々あります。
仕事術を身に着けて仕事のコツを掴み、仕事を好きになることで、あなたの毎日が充実したものになることを願っています。